銀行預金だけではお金は守れない時代に
低金利が続く中、「預金しているだけではお金が増えない」と感じている方も多いのではないでしょうか。
たとえば、普通預金の金利は年0.2-0.6%程度。100万円を1年預けても利息は10円程度。
それに対し、物価が2%上がれば、実質的にお金の価値は減ってしまうのです。
そんな時代だからこそ、銀行預金以外の「資産運用」に目を向けることが大切です。
とはいえ、初心者にとっては「難しそう」「損しそう」と感じるのも事実。
この記事では、初心者でも始めやすい資産運用の方法と、選ぶときのポイントをわかりやすく解説します。
初心者におすすめの資産運用5選
1. 定期預金(ネット銀行など)
「いきなり投資は不安…」という方には、まず高金利の定期預金が選択肢になります。
✅ メリット:元本保証/使いすぎ防止
✅ デメリット:利回りは低め(年0.2%〜0.6%程度が目安)
ネット銀行では、メガバンクよりも高い金利を提供している場合があります。
2. 個人向け国債(変動10年)
国が発行する安全性の高い債券。特に「変動10年」は、金利が変動しつつ、国がつぶれない限り戻ってくるので人気です。
✅ メリット:満期まで持つと元金が戻ってくる/金利上昇に対応可能
✅ デメリット:中途解約に制限あり(1年以内解約は不可)
「銀行預金よりは増やしたい」「でも安全性は重視したい」方にぴったりです。
3. 投資信託(特にインデックス型)
複数の株や債券に分散して投資できるパッケージ商品です。
初心者には、日経平均やS&P500、全世界株などに連動するインデックス型の投資信託が◎。
✅ メリット:少額(100円~)で分散投資ができる
✅ デメリット:元本保証なし/価格変動リスクあり
4. 新NISA
投資信託を「税金がかからない仕組み」で積み立てできる制度です。
✅ メリット:運用益が非課税/国が推奨する制度
✅ デメリット:年間投資上限あり(積立枠:120万円、成長枠:240万円まで)
「はじめて投資信託をやってみたい」という方には最適な入り口です。
ただし、「積立枠」で選べる投資信託は、中身が株式中心になります。
価格変動リスクがあるのは、株式投資と変わりません。
「長期」「積立」「分散」を意識して10~20年での長い目で見て継続するのがポイントです。
5. 外貨預金・外貨MMF(慎重に検討を)
ドルやユーロなど、外国通貨で預ける預金です。
✅ メリット:円より高金利/為替差益が出る可能性あり
✅ デメリット:為替変動リスクあり/手数料が高い場合も
短期目的ではなく、「外貨建て資産として一部持つ」感覚で検討を。
ただし、外貨預金は税制上、損益通算ができない、為替差益は「雑所得」で総合課税されるため、自分の所得税率によっては税率が高くなってしまう可能性があります。
通貨分散の方法を外貨預金にするかは検討が必要です。
資産運用の選び方|初心者が押さえる3つのポイント
① 目的を明確にする
資産運用は、「何のためにお金を増やしたいのか」が重要です。
- 老後資金 → 長期・分散型の投信、iDeCo、新NISA
- 教育資金 → 中期で安定性重視の債券型、ジュニアNISA
- 緊急用 → 預貯金・定期預金を中心に
② 自分の「リスク許容度」を知る
リスクを取ればリターンも期待できますが、夜眠れなくなるような投資では意味がありません。
✔ 一時的に資産が減っても冷静でいられるか?
✔ 何年くらい使わずに運用できるか?
無理のない範囲で、小さく始めるのが正解です。
③ 最初は「長期×分散×積立」で
投資信託を使った長期×積立投資×分散投資の組み合わせは、
初心者でも始めやすく、リスクも抑えやすい手法です。
✅ 例:新NISAで月1万円 → 全世界株式や債券メインの投資信託
まとめ|資産運用は「守りながら育てる」もの
銀行預金だけではお金の価値を守れない時代。
とはいえ、すべてを投資に回す必要もありません。
「生活防衛資金は確保して、余剰資金から少しずつ増やす」
そんなバランスの取れた考え方が、初心者にとって一番安全で長続きする資産運用のスタイルです。
💡次のステップ
当ブログでは、資産を「減らさず守る」ことを最優先にした相談も行っています。
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