はじめに|借金があるのに資産形成なんてできるの?
「借金があるのに資産を作るなんて無理」
そう思い込んでいませんか?
実は、多くの資産形成成功者はマイナスからのスタートです。むしろ、借金という「負債」の恐ろしさを知っているからこそ、お金の大切さと向き合う意識が高くなります。
この記事では、借金200万円→資産2000万円を達成した実体験を元に、「返済」と「資産形成」の両立方法をステップで解説します。
第1章:まずは「現状把握」から始めよう
● 借金の全体像を洗い出す
はじめに、自分が抱えている借金の全体像を正確に把握しましょう。
借入先・残高・金利・返済スケジュールを1枚のシートにまとめることが大切です。
借入先 | 金額 | 金利 | 毎月返済額 | 残り期間 |
---|---|---|---|---|
消費者金融A | 50万円 | 18.0% | 15,000円 | 36ヶ月 |
クレジットカード | 30万円 | 15.0% | 10,000円 | 30ヶ月 |
奨学金 | 120万円 | 1.0% | 8,000円 | 150ヶ月 |
📌 POINT
「見える化」することで、焦りや不安は少しずつ和らぎます。
● 家計の収支も洗い出す
収入・支出を1ヶ月単位で書き出しましょう。
収入が安定しない場合は、過去3ヶ月の平均を使うのがおすすめ。
支出は「固定費(家賃・通信費など)」と「変動費(食費・交際費など)」に分けて管理。
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「家計の見える化テンプレート(グーグルスプレッドシート)」を読者限定で配布中!
第2章:返済計画の立て方|借金にも“順番”がある
● 返済優先順位は「金利の高いもの」から
金利5%の借金と1%の奨学金、どちらを先に返すべきかは明白です。
高金利な借金ほど“放置した時間=損失”になります。
優先順位をつけて、一つずつ完済していく「雪だるま返済法(債務スノーボール)」がおすすめです。
特に金利が高い「リボ払い」については、優先的に返済をしていきます。
● 返済と貯蓄の“同時進行”はできるか?
返済が優先なのは当然ですが、貯蓄ゼロの状態は非常にリスクです。
- 万一の医療費
- 突発的な出費(冠婚葬祭など)
これらに対応できずにまた借金をしては本末転倒。
よって、毎月1万円でも良いので、並行して積み立てることが推奨されます。
ただし、リボ払いなど、金利が高い借金がある場合は、優先的に返済に回します。
第3章:収入を安定させるための仕事選び
● 正社員化の重要性
アルバイト・派遣・契約社員だと、毎月の収入が不安定になりがちです。
返済や資産形成のベースとなるのは、「安定した固定収入」です。
今、人手不足で、派遣社員や、契約社員から、社員登用するケースも増えています。
まずは自分が無理なく続けられる仕事で、人より一歩頑張ることで、社員化の道も見えてきます。
また、その道で資格を取得したり、努力していることを見せることも有効です。
● ハローワークや転職エージェントの活用
未経験でも就職できる企業は多くあります。
無料でキャリア相談できる公的機関や就労支援サービスを活用しましょう。
ただし、転職を繰り返すのはベストな選択とは言えません。
転職1~2回経験したら、「この会社でもう少し頑張れることはないか?」
「転職以外で考えられる方法はないか?」も考えつつ、転職と比較するのが大事です。
転職のエージェントもビジネスなので、紹介した人材を採用してもらえたら、手数料がもらえます。
そのため、その人に合った仕事をすすめるより、受かりそうな会社を多数紹介してくるケースも多いです。必ずしも、そういった会社でいい転職ができるとは限りません。
最近はスカウトが受けられるサイトなどで、企業の採用担当者と直接カジュアル面談できる機会も多いので、自分がいいと思う会社に自らアプローチしてみることも大事です。
第4章:小さな「成功体験」を積み重ねよう
- クレジットカードのリボ払いを完済!
- 支出の見直しで毎月2万円の余裕ができた!
- 初めて積立NISAに1万円入れた!
こうした小さな実績が、自己肯定感につながり、次の一歩へのモチベーションになります。
終わりに|借金=人生の終わり、ではない
借金があるからこそ、学べることがあります。
そして、行動すれば人生は確実に変わります。
まずは今日、「現状把握」と「返済計画」を時間かけて書き出してみましょう。
あなたの資産形成は、そこから始まります。